社長からの
熱い!
メッセージ

トヨタカローラ札幌株式会社
代表取締役社長
田中 浩至KOJI TANAKA

MESSAGE01

求める人財について

ー社長の考える「求める人財」は何ですか?

大きく分けると2つあって、1つは新しい事をどんどんやってみたいという気持ちの強い人。世間的に言う『チャレンジ精神のある人』っていう事かな。

やっぱり会社に入って長く仕事をしていると、前例踏襲とか前年同様とか、仕事がパターン化してきてしまいます。

それはある意味経験豊富なおじさん達(笑)に任せて、明確に「こういう事がやりたい!」っていうものをたくさん持っている人がいいですね。

今明確になってなくてもいいんです。やりたい事を見つけたい、そういう志を持ちたい、という思いを持って何事にもチャレンジする事が大事だと思います。

ーチャレンジしてみたいけど失敗するのが怖い…という声も

失敗って何だろうね。失敗しても命取られる程の事ってそうそうないですよね?
失敗したら次回失敗しないためのヒントを得られるし、自分の間違いに気づいたのならこの選択肢は間違ってたんだ!って気づけるわけでしょ?そう考えると失敗を失敗だと感じなくなりませんか?

失敗した事よりもそこから自分が何を学び、次にどう活かすかの方がよっぽど大事です。だから、失敗して再度挑んでまた失敗しても、確実にその人はレベルアップしてますよね。

その一つ一つの積み重ねが成功への道筋になり、ひいては自分の成長に繋がります。だから失敗は失敗ではないんです。
失敗は自分が次のステージに成長するための糧なんです。

ー失敗無くして成長無しという事ですね。

そういう事ですね。そしてもう1つの求める人財は、明るく・真剣に・周りと助け合いながら仕事ができる人です。仕事をしていれば大変なことはたくさんあります。

そんな中でもやっぱり笑顔を忘れず、真剣に目の前の仕事に全力で取り組み、少し余裕が出てきたら周りの人と助け合って欲しいです。
笑顔って人間の特権ですからね。笑いながら仕事したいですよね。

そのためにはやっぱり真剣に本気で仕事に取り組んで、周りの人の力を借りながら(もちろん自分も周りを助けながら)目的を達成する事が必要です。
そうすると仕事が楽しくなってきて自然と笑顔になります。だから、そんな3つの要素がある人がいいですね。

ーその3つ全てが揃っていないとダメなんでしょうか?

もちろん学生のうちからその3つ全てが備わっている人はなかなかいないと思います。
そうありたいな、という気持ちが少しでもあれば会社に入って高めていけばいいし、その3つのバランスが悪ければ整えていけばいいんです。

昨日より今日、今日より明日が少しずつそのレベルが上がっていけば、絶対に自分自身の成長になるし、その方が人生楽しくなりますよ。
成長したい、成長が楽しい、だから今少し辛くても頑張るんだ!という意識を持って、目の前の課題を中長期スパンで捉えるように意識すると良いですね。

MESSAGE02

社会人に向けて

ー学生のうちから心がけておいた方が良い事はありますか?

これも大きく分けて2つあって、1つは『考えるトレーニングをする』という事です。

今自分の目の前にある様々な課題や、過去に上手くいった事・いかなかった事、それぞれについてなぜそれをやるのか?何のためにやるのか?目的は何なのか?どういう結果を目指すのか?じゃあそのために何をどうやればいいのかを考え実践してほしい。
その過程で失敗するのは全然OKです。むしろいっぱいつまずいて成長して欲しい。

学生さんなら例えば学校祭で出店をする時、“隣のクラスより売り上げを上げる”とか“全出店中来店数No.1を達成する”等を掲げて、それを達成するために何をどのようにしていけばいいかを考えてみてほしいです。
たくさん考えて、自分の持てる能力を最大限使って取り組む。1人でアイディアが浮かばない時は周りを巻き込んで助け合いながら進んでいけば良いんです。

そしてもう1つは『自分の個性を見つける』という事です。我々はお客様に喜んでいただく、つまりお客様を喜ばせる事がミッションです。

それこそが我々の付加価値であり個性に繋がります。
どういう事かというと、例えばお客様が全く同じノートを買おうとした時、文具店では100円、貴方から買うなら120円だったとします。
貴方から買うと文具店より20円高いですが、お客様は貴方から買うとこういう特典を得る事ができる(例えば、安心だったり、誠実で丁寧な対応だったり)。

だからその分値段が高いよ、というわけです。お客様がその価格に納得してその特典を喜んでくれれば、それは100円のノートにプラスされた貴方の付加価値ですよね。

その貴方が生み出せる付加価値、ひいては貴方の個性が何なのかを自分で考え始めてほしいです。
就職活動はちょうど社会人になる節目の時期ですし、良いきっかけだと思います。
自分はこういう人です、自分の個性はこれです!って言語化できるようにじっくり時間をかけて自己分析を実施してみてはいかがでしょうか?

ー自己分析は何から始めたらいいでしょうか?

僕らが学生だった時と違って今の時代は情報は溢れてますからね。逆に多すぎて何から手を付けたら…という声も聞きますが、何でもいいと思いますよ。
インターネットやSNSには色々なものがありますから、それを手あたり次第バーッとやってみて、合う合わないを判断していけばいいと思います。

数をこなしていくうちに自分に必要・不必要という事が精査され、自ずと自分というものがぼんやり見えてくるはずです。
やっぱりその中でも考える事を諦めないで欲しいと思います。自己分析も与えられた物で済ますのではなく、
なぜ自分はこう思ったのか?どうしてその時その行動をしたのか?どうやって困難を克服したのか?何度も考えてさらに深掘りして自分の個性を見つけてほしいです。

MESSAGE03

学生の皆さまへメッセージ

ー田中社長はどんな学生でしたか?

いい加減な学生でした(笑)

ーいい加減!?

『ちょうど良い』加減の良い加減です。バランスが良いっていう意味ですね。良い塩梅というか。もちろん最初からそうだったわけじゃないですけどね。

余談ですけど、僕の兄って優秀で勉強すごくできたんですよね。それに比べて僕は本当に勉強全然ダメで。
だから同じ土俵で戦っても勝ち目は無いなって思って、兄とは違う分野で成果出すことに注力するようになったんです。
僕の場合は主にスポーツでした。練習は大変でしたが少しづつ成果が出てくるとだんだん楽しくなってきましたよね。

あとは兄が親に怒られてるところを見てこれはダメなんだ、とかこの辺くらいまでならギリギリ大丈夫だな、とか要領を学びました。
だから親に怒られる事があっても、兄が怒られた内容よりも、よりレベルの高い内容で怒られてましたね。まぁ結局怒られてはいるんですけど(笑)

つまり同じ失敗はしない、失敗から学んで次に活かす、そして成功に繋げていくっていうマインドはここからきてるのかもしれないです。
スポーツに打ち込んだり人間関係の要領を掴んでいくうちに、僕の中で『自分を知り、自分の置かれた環境を知り、そこで自分をどう活かすか?』が定着しました。

ー最後に学生の皆さまへ向けてメッセージをお願いします。

学生の皆さまがもし、仕事は嫌な事だ、時間がとられる、大変だ、とか極端にネガティブに捉えているのであれば、それは本当にもったいないなと感じます。

それって逆に、自分の成長に時間を使えたり、大変な事の乗り越え方を覚えられたりするチャンスが与えられているって事ですよね。

笑って、助け合って、真剣に仕事していけば仲間が出来て、絆が生まれて、学校に行くのと同じように会社に行くのが楽しくなってくると思います。
自分がその気になれば会社というフィールドを元に、新しい事にどんどんチャレンジできる会社にしていきたいと思っています。

たくさん考えて、自分の持てる能力を最大限使って、笑顔で仕事をしましょう。ぜひ若い皆さまの笑顔を当社で輝かせてください。